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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻5号

2001年04月発行

手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・4

膀胱全摘除術—男性患者の場合

著者: 津ヶ谷正行1 伊藤尊一郎1 線崎博哉1

所属機関: 1豊川市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.321 - P.327

文献概要

 膀胱全摘除術は膀胱癌に対する根治的手術を目的としているため,膀胱,前立腺と精嚢を一塊として摘除し,両側の骨盤腔リンパ節郭清を行う。骨盤腔リンパ節郭清は腹膜を切開する前に実施し,引き続き両側尿管の露出ならびに切離を行っている。骨盤腔内での手術操作は視野が狭く,また豊富な静脈叢から出血しやすいため技術を要する。したがって,狭い骨盤内で出血のコントロールができれば,本術式を習得したといえる。出血のコントロール,すなわち止血操作を中心に概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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