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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻5号

2001年04月発行

症例

膀胱腫瘍に対するBCG膀胱内注入療法にて発症した肉芽腫性肝炎

著者: 石田武之1 金谷二郎1 三田絵子2 西田泰之3

所属機関: 1氷見市民病院泌尿器科 2金沢大学医学部泌尿器科学教室 3氷見市民病院内科

ページ範囲:P.347 - P.349

文献概要

 40歳男性が,膀胱上皮内癌の治療目的に施行されたBCGの膀胱内注入療法にて,肉芽腫性肝炎を発症した。肝生検組織の培養にて結核菌が同定されたことより,BCGの血行性播種による発症機序が考えられ,副作用と考えられた。本邦にて,病理組織学的に肉芽腫性肝炎と診断された副作用報告は,本症例が初めてであった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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