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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻5号

2001年04月発行

症例

巨大精巣腫瘍の1例

著者: 中山恭樹1 山田大介1 陶山文三1 村田匡2

所属機関: 1三豊総合病院泌尿器科 2尾道市立市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.359 - P.361

文献概要

 症例は42歳,男性。4年前より右陰嚢内に無痛性腫瘤を認めていたが放置していた。初診時,右陰嚢内に15cm大の腫瘤および右鼠径部に5cm大の腫瘤を触知した。LDH738IU/ml,HCG-β4.4ng/mlと高値で,右精巣腫瘍と診断し,右高位精巣摘除術および右鼠径リンパ節郭清術を施行した。摘除した腫瘍は12×7×8cm,重量1,250g,腫大したリンパ節は5×5×2cmであった。病理組織学的検査にてセミノーマ,pT1NOMO, stage Iであり,リンパ節は反応性の変化で腫瘍細胞は認めなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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