文献詳細
病院めぐり
文献概要
静岡は徳川家康ゆかりの地です。幼少の頃,今川氏の人質として駿府で過ごした家康は,天下の実力者となったのち再び駿府に戻り将軍秀忠を後見しました。天正13年(1585年)に家康が築城した駿府城の跡は,現在,駿府公園として巽櫓と東御門が復元され,江戸時代を思わせる景観を楽しむことができます。その駿府公園の近くに,静岡赤十字病院があります。
昭和8年6月,静岡県はもちろん,東海地方で未だ見なかった建物と内容の病院が,「堂々たる偉容は駿府城頭を圧して巍立し,開院の喜びに県都民衆が列をなし参観に雑踏を極めた」と記録にあるごとく,県民,市民の祝福を受けて開院したのでした。
昭和8年6月,静岡県はもちろん,東海地方で未だ見なかった建物と内容の病院が,「堂々たる偉容は駿府城頭を圧して巍立し,開院の喜びに県都民衆が列をなし参観に雑踏を極めた」と記録にあるごとく,県民,市民の祝福を受けて開院したのでした。
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