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特集 泌尿器科領域におけるクリニカルパスとその周辺
文献概要
医療におけるクリニカルパスは,診断群分類/定額支払い方式(DRG/PPS)の導入を契機として,1983年にアメリカで導入された新しい医療管理手法である。この手法は在院日数の短縮といった単なる医療経済上の効果をもたらすのみならず,医療の標準化,医療業務の効率化,インフォームド・コンセントの充実,チーム医療の推進など,数多くの効果を生みだす可能性を秘めている。クリニカルパスは,今後日本においてもEBM(evidence-based medicine)を実践するためと医療安全対策の1つの手段として普及すると考えられる。
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