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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻6号

2001年05月発行

特集 泌尿器科領域におけるクリニカルパスとその周辺

クリニカルパスとチーム医療

著者: 柑本康夫12 森本鎮義1

所属機関: 1市立岸和田市民病院泌尿器科 2現 和歌山県立医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.425 - P.429

文献概要

 医学の進歩が医療職の分化をもたらし,さまざまな職種による専門性の高い治療が可能となった一方で,個々の患者の全体像を把握するためのチーム医療が求められている。クリニカルパスは,チーム医療を推進するためのツールとして最適である。その導入により職種間の連携,コミュニケーションが促進されるとともに,各職種の役割と責任が明確にされる。治療の標準化により業務が単純化されることは,リスクマネージメントにもつながるであろう。また,バリアンスを分析することでチームの課題が明らかとなり,効率的にチーム体制の改善をはかることができる。患者ケアを担うチームがよりよく機能するために,クリニカルパスを積極的に活用することが望まれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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