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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻6号

2001年05月発行

手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・5

—尿路変向術—尿管皮膚瘻術

著者: 平塚義治1 有吉朝美2

所属機関: 1福岡大学筑紫病院泌尿器科 2福岡大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.455 - P.462

文献概要

 尿管皮膚瘻術は,無カテーテル,シングルストーマを行うべきである。これを成功させるためには,(1)術前にマーキングを行うこと,(2)尿管周囲組織を十分に付けて剥離すること,(3)ストーマの腹壁穴は十分に,しかも閉創の状態で皮膚に垂直に開けること,(4)術後のストーマがピンホールになっても狭窄の診断は腎盂造影で診断すること,さらに(5)狭窄に対する処置は軽・中等度の水腎症では放置し,高度のときのみカテーテル挿入でなくストーマを切開することが大切であることを強調した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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