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手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・5
文献概要
尿管皮膚瘻術は,無カテーテル,シングルストーマを行うべきである。これを成功させるためには,(1)術前にマーキングを行うこと,(2)尿管周囲組織を十分に付けて剥離すること,(3)ストーマの腹壁穴は十分に,しかも閉創の状態で皮膚に垂直に開けること,(4)術後のストーマがピンホールになっても狭窄の診断は腎盂造影で診断すること,さらに(5)狭窄に対する処置は軽・中等度の水腎症では放置し,高度のときのみカテーテル挿入でなくストーマを切開することが大切であることを強調した。
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