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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻6号

2001年05月発行

症例

末梢血幹細胞移植術併用大量化学療法と手術との併用で完全寛解を得た精巣腫瘍の1例

著者: 安部崇重12 橘田岳也1 竹山吉博1 関利盛1 富樫正樹1 大橋伸夫1

所属機関: 1市立札幌病院泌尿器科 2現 北海道大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.485 - P.488

文献概要

 30歳,男性。左陰嚢内容の硬結を主訴に当科を初診した。Β-hCGは2,000ng/m/と異常高値を示し,画像上,多発性肺,肝転移,および後腹膜リンパ節転移を認めた。精巣の病理所見は奇形腫の成分のみであった。進行性精巣腫瘍としてPVeBV療法3コースを施行後,末梢血幹細胞移植術併用大量化学療法2コースを引き続き施行した。残存病変の切除にて生存癌細胞の残存を認めなかった。術後14か月現在再発を認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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