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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻7号

2001年06月発行

文献概要

症例

停留精巣に合併した高齢発症セミノーマ

著者: 丸山邦夫1 麻生太行1 鈴木俊一1

所属機関: 1都立広尾病院泌尿器科

ページ範囲:P.576 - P.577

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 症例は64歳,男性。有痛性の右鼠径部腫瘤を主訴に来院した。受診時に右外鼠径輪直下に,直径5cm大の可動性のない有痛性の腫瘤を触れた。陰嚢内には右精巣を認めなかった。画像診断では腫瘤内部は不均一な像を示した。右停留精巣に発生した精巣腫瘍と診断し,右高位精巣摘出術を施行した。病理組織診断はセミノーマであった。腹部CTで傍大動脈リンパ節に転移があり,PVB療法および放射線療法を施行した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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