icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻8号

2001年07月発行

文献概要

症例

原発性尿管小細胞癌の1例

著者: 能中修1 松村欣也1 高松恒夫1 丸彰夫1 山城勝重2

所属機関: 1仁楡会病院泌尿器科 2国立札幌病院臨床病理

ページ範囲:P.663 - P.665

文献購入ページに移動
 症例は86歳,男性。肉眼的血尿,頻尿と残尿感を主訴に当院を受診した。精査の結果,右下部尿管腫瘍の診断で右腎尿管摘出術を施行した。高齢であることより尿管は腫瘍の約3cm下で結紮・切断した。病理の結果は小細胞癌で切除断端は陰性であったが,粘膜から壁外へ高度の浸潤を示していた。術後後療法を行わず退院としたが術後3か月で局所再発し,疼痛を伴うため放射線照射を行った。腫瘍の縮少傾向はみられたが,術後6か月目に癌死した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら