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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科55巻9号

2001年08月発行

症例

膀胱全摘除術後,腎動脈塞栓術後に肺塞栓症にて急死したと考えられる2例

著者: 長濱寛二12 加美川誠1 眞田俊吾1

所属機関: 1関西電力病院泌尿器科 2国立京都病院泌尿器科

ページ範囲:P.749 - P.752

文献概要

 症例1は膀胱全摘除術翌日に,症例2は腎動脈塞栓術翌日に,体位変換時に突然の呼吸困難を訴え,発症より1時間以内に呼吸停止,心停止をきたした。双方とも深部静脈血栓症より肺塞栓を生じたと考えられる。肺塞栓症は致命的な疾患であり,予防,早期診断が重要である。欧米では合併症としての肺塞栓症が多く予防的前処置が当然になっている。日本でも肺塞栓症の頻度が急増しており,泌尿器科手術の前にも予防処置が必要と考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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