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手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・13
文献概要
乳幼児の腎盂尿管移行部狭窄症に対する腎盂形成術を示した。術前に逆行性腎盂造影を行って狭窄部の形態を確認した後,前方アプローチで腎盂尿管移行部を剥離する。乳幼児では一般に高度な腎盂拡張を呈しているが余剰腎盂壁を大きく切除する必要はなく,狭窄部を中心としたキャップ状切除で十分なことが多い。形成のポイントは必ず吻合部が漏斗状になるようにデザインすることと,尿管の栄養血管を温存することである。
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