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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻1号

2002年01月発行

症例

回腸による導尿路作成と膀胱拡大術を行った先天性神経因性膀胱の2例

著者: 佐々木秀郎1 力石辰也1 加藤恵子1 西田智保1 牧角和彦1 岩本晃明1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.71 - P.75

文献概要

 2例の先天性神経因性膀胱症例に対し,Casaleが報告した回腸を用いるMitrofanoff法を行った。膀胱拡大術と同時に,約3,5cmの回腸を遊離し,中央部で腸間膜の反対側で全周の約80%を切開し,2つのセグメントにした.それぞれのセグメントを互いの反対側の腸間膜側で切開して1枚の板状にした後,ロール状に縫合して約12cmの新尿道を作成した。この方法は簡便で,十分な長さが得られる優れた方法と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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