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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻1号

2002年01月発行

症例

腎摘出術14年後に膵転移が明らかになった腎細胞癌

著者: 今村正明13 大森孝平1 西村一男1 中島康夫2

所属機関: 1大阪赤十字病院泌尿器科 2大阪赤十字病院外科 3天理よろづ相談所病院泌尿器科

ページ範囲:P.77 - P.79

文献概要

 63歳,女性。1985年5月右腎摘除術施行。病理診断は淡明細胞癌,G1,pT2NOMO。以後,当科外来にて定期的に経過観察していたところ,1999年6月腹部CTにて膵尾部に,造影される長径7cmの腫瘍を認めた。1999年8月膵体尾部切除術施行。膵組織像は淡明細胞癌,G1の所見であり,腎細胞癌の14年目の膵転移と診断された。術後,インターフェロンα療法を開始した。術後5か月経過した現在,再発は認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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