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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻11号

2002年10月発行

文献概要

特集 私の行っている縫合と吻合の手技・1

尿管・尿管吻合

著者: 桐山功1 西村泰司1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.895 - P.898

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 尿管・尿管吻合の留意点は,吻合部狭窄を予防するため尿管は斜めに切断し,断端のデブリドマンを行い,細いほう,もしくは両側の尿管断端にspatulationを行う。尿管が緊張しないよう周囲を剥離して十分な長さの尿管とし,縫合には4-0などの吸収性合成縫合糸を用いる。ステントを留置し,吻合部にドレーンを留置する。ステントは約3週間程度留置する。一方,腹腔鏡下に尿管・尿管吻合を行う方法は下大静脈後尿管,小児におけるマイクロサージャリーなどに行われるようになってきており,術後の尿管周囲の癒着が起きにくいため,吻合部狭窄などの合併症が少ないといった利点がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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