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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻11号

2002年10月発行

特集 私の行っている縫合と吻合の手技・1

尿管・膀胱新吻合:膀胱内吻合

著者: 丹治進1

所属機関: 1岩手医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.915 - P.920

文献概要

 膀胱尿管逆流症に対する逆流防止術における膀胱内尿管・膀胱新吻合術の一型を紹介する。この術式では,旧尿管裂孔から新裂孔までの膀胱壁を完全に切開することを特徴としている。このねらいとしては,膀胱外尿管を盲目的に剥離せず,さらに尿管をできるだけ直線的に新裂孔へ誘導することにある。また,これにより旧裂孔の閉鎖や新裂孔の調節も比較的容易となる。逆に,切開に伴う縫合不全や粘膜下に移植した尿管の癒着が心配されるが,これらを補う工夫も加えている。この手技の実際について,ポイントをふまえながら概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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