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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻12号

2002年11月発行

特集 私の行っている縫合と吻合の手技・2

尿管・腸吻合

著者: 宮嶋哲1

所属機関: 1防衛医科大学校泌尿器科

ページ範囲:P.993 - P.997

文献概要

 尿路変向を行う場合,尿管と消化管(回腸または結腸)との吻合が必要となる。吻合を円滑に行うことはもちろんのこと,術後合併症が問題となる。回腸導管造設時には尿管・回腸吻合部における狭窄に注意しなくてはならない。一方,禁制型尿路変向では尿管・回腸吻合または尿管・結腸吻合を行うが,術後の逆流性腎炎や水腎症による腎機能低下を防止する意味でも新膀胱尿管逆流防止に努める必要がある。その吻合法によって術後合併症を回避することが可能であり,手術に臨む際には吻合法を十分に理解する必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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