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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻12号

2002年11月発行

特集 私の行っている縫合と吻合の手技・2

尿管・腸吻合—回腸導管と代用膀胱(Camay Ⅱ法)

著者: 河合憲康1 山田泰之2 戸澤啓一1 郡健二郎1

所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科病態外科学講座腎・泌尿器科 2津島市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.999 - P.1002

文献概要

 膀胱腫瘍に対する膀胱全摘後の尿路変向術として,代表的なものの一つにBricker1)による回腸導管がある。また近年回腸を用いた代用膀胱造設術も盛んに行われるようになった。回腸導管,代用膀胱ともに尿路変向であるので,尿管との吻合が重要なポイントの一つである。特に代用膀胱では一時的に尿を貯留する点で,その働きが回腸導管と違う。その違いに伴い尿管と回腸の吻合方法に違いがある。我々は代用膀胱はCamey Ⅱ法を行ってきた。本稿では,回腸導管と代用膀胱造設術(Camey Ⅱ法)における尿管と回腸の吻合方法を示す。また,尿管回腸吻合法に起因する術後成績を検討する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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