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特集 私の行っている縫合と吻合の手技・2
文献概要
近年の泌尿器科手術においては自然排尿型尿路変向術に代表される腸管を利用した手技が数多く実施されており,腸管・腸管吻合を確実にかつ迅速に行う手技は今や泌尿器科医にとって最も重要な事項となっている。腸管・腸管吻合には各種方法が存在するが,これを確実かつ術後合併症を最小限に予防するうえで,これら術式の利点,欠点,適応などに熟知する必要がある。本項では泌尿器科医が最も多く行っていると思われる手縫いによる小腸・小腸吻合および器械吻合による結腸・小腸吻合の要点を述べる。
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