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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻13号

2002年12月発行

文献概要

手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・24

腹腔鏡下前立腺全摘除術

著者: 戸澤啓一1 河合憲康1 永田大介1 郡健二郎1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.1183 - P.1188

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 本術式の利点は骨盤腔内の深部に存在するdorsal venous comp1ex(DVC),前立腺尖部が拡大視野で見られるため、その処理が正確な切断線で行えることである。当然,それに伴い出血量,術後尿失禁は減少する。しかし,狭い骨盤腔内での腹腔鏡下の縫合という難易度の高い技術の習得に時閤を要する,手術時間が開放手術に比べ長いという欠点も指摘されている。そこで,本稿ではDVCの処理と膀胱・尿道吻合を中心に経腹膜的到達法による腹腔鏡下前立腺全摘除術のポイントを述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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