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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻13号

2002年12月発行

セミナー ドレッシング—創傷管理の新たな展開・5

感染創の局所管理

著者: 柵瀬信太郎1

所属機関: 1聖路加国際病院外科

ページ範囲:P.1199 - P.1205

文献概要

 感染創とは単に創表面に細菌が生着するコロニゼーションではなく,生体の免疫能が破綻し組織内で微生物が増殖している創をさす。感染創に対する局所管理には,1)膿瘍腔の開放と排膿,2)壊死組織の除去,3)創消毒の廃止,4)細菌に対する抗菌剤投与,5)滲出液や膿の吸収,6)創内の湿潤環境の保持,7)創周囲皮膚の浸軟防止,8)ポケット(cavity)や洞(sinus)などの死腔の閉塞,9)創の汚染防止と創からの環境汚染防止,10)炎症期から増殖期への移行の判定が重要であり,それらの目的にあった処置,ドレッシングの選択を行わなければならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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