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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻2号

2002年02月発行

綜説

糖尿病性膀胱機能障害

著者: 滝本至得1

所属機関: 1日本大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.103 - P.114

文献概要

 糖尿病ニューロパシーの成因と排尿障害に直結する膀胱平滑筋の病態生理につき,最近の文献を中心に解説した。臨床的には,糖尿病患者の膀胱機能障害の多くは低活動型であるが,一部に過活動型を示す症例もあり,抗コリン薬が効き難い頻尿症状を訴える症例も経験するところから,糖尿病性神経障害のある病期においては,NANC神経が関与することが推測された。その1つとしてセロトニンがあり,排尿筋過反射に関与するとともに,5-HT2Aリセプター拮抗薬が頻尿症状を緩和することを紹介した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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