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手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・14
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副腎腫瘍に対しては,術前に腫瘍の性状ならびに詳細な部位診断が可能である場合が多く,一般的には腹腔鏡を用いた手術がよい適応である。しかし,多発性の褐色細胞腫,副腎皮質癌や転移性副腎腫瘍などで大きな腫瘍や郭清を必要とする悪性腫瘍では開腹手術を選択する。各手術法の特徴を踏まえて手術アプローチを決定する必要があるが,そのうえで,腫瘍の大きさ,内分泌活性,悪性腫瘍の可能性などを含めた総合的な判断が必要となる。
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