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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻2号

2002年02月発行

文献概要

症例

移行上皮癌と重複した転移性膀胱印環細胞癌

著者: 菅谷真吾1 後藤博一1 阿部和弘1 冨田雅之1 大西哲郎1 大石幸彦2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属青戸病院泌尿器科 2東京慈恵会医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.157 - P.159

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 症例は68歳,女性。右上腹部痛精査の内視鏡検査にて胃に隆起性病変を認め,生検にて印環細胞癌が確認された。その後,肉眼的血尿が出現したため当科を受診した。膀胱鏡検査で乳頭状腫瘍を認め,経尿道的膀胱腫瘍切除術を施行した。組織学的に表在性移行上皮癌とその粘膜下に印環細胞癌を認め,原発性膀胱癌と転移性膀胱印環細胞癌の重複と診断した。5-FU内服療法にて経過を観察していたが,術後5か月後に死亡した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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