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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻2号

2002年02月発行

症例

エリスロポエチン産生腎細胞癌の1例

著者: 野澤英雄1 猪股出1 金澤諭1 鈴木良二1 原啓2 石井延久2

所属機関: 1水戸赤十字病院泌尿器科 2東邦大学医学部泌尿器科学第1講座

ページ範囲:P.169 - P.171

文献概要

 症例は45歳,男性。3年前より高血圧にて加療中,1年ほど前より異常発汗,体熱感,全身倦怠感が出現した。精査にて赤血球増加症,血中エリスロポエチン(以下EPO)濃度の増加および左腎腫瘍を認めた。術前に合計1,200mlの瀉血ののち根治的腎摘除術を施行した。術後赤血球数および血中EPO濃度は正常化した。腫瘍部の組織内EPO濃度は正常部の約8.5倍であった。EPO産生腎細胞癌の報告は本邦で18例目である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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