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セミナー 泌尿器科医に必要な新しい医療材料の知識・3
文献概要
実質臓器からの湧出性出血に対して,これまでさまざまな止血用製剤が開発されその安全性,有用性が報告されてきた。我々の用いているコラーゲン・酸化セルロース併用法は出血傾向のある肝硬変合併手術症例でも有効で,現在まで明らかな合併症も認めていない。これらの利用により止血を確保することは,手術操作進行のうえでも重要であり,今後も止血のための手術手技向上と適切な医療材料の選択で,より安全な治療を目指す必要がある。
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