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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻3号

2002年03月発行

症例

術前診断に造影超音波検査が有用であった前立腺膿瘍の1例

著者: 五十嵐匠1 杉本周路1 平方仁1 川田望1 滝本至得1 小川眞広2

所属機関: 1日本大学駿河台病院泌尿器科 2日本大学駿河台病院内科

ページ範囲:P.245 - P.247

文献概要

 症例は59歳男性。尿閉を主訴に当科を紹介受診。精査加療目的のため入院した。入院時の超音波所見にて前立腺内部は低エコーの中に一部高エコーが混在しており,辺縁の壁は不整で内部に隔壁を認めた。レボビスト®による造影を行うと隔壁および周囲の壁のみ造影され内部は造影されなかった。以上より前立腺膿瘍と診断し,治療として経尿道的ドレナージ術を施行した。現在術後6か月目であるが再発を認めない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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