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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻3号

2002年03月発行

文献概要

症例

腹壁原発と考えられた悪性線維性組織球腫

著者: 福原慎一郎1 辻畑正雄1 三浦秀信1 西村憲二1 辻村晃1 松宮清美1 奥山明彦1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学講座(泌尿器科学)

ページ範囲:P.257 - P.259

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 症例は63歳,男性。2000年5月臍左下部に6cm大の腫瘤を指摘され,尿膜管腫瘍を疑い同年7月19日,尿膜管摘除術に準じて手術を行った。病理組織学的にはMFHであった。術後8か月目に骨盤腔内への再発を認め,術後15か月目に死亡した。自験例を含め,腹壁に発生したMFH6例を集計した。腫瘤摘除術を試みた6例中4例は再発が報告されており,初回切除時に広範囲切除術を行うことが重要であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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