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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻3号

2002年03月発行

症例

妊娠中に発症し治療に難渋した尿管結石の1例

著者: 藤田哲夫13 荒川孝1 久保星一1 設楽敏也2 馬場志郎2

所属機関: 1相模台病院尿路結石破砕治療センター 2北里大学医学部泌尿器科 3現 北里大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.269 - P.272

文献概要

 症例は34歳,女性。妊娠4か月目に右尿管結石を発症し,超音波ガイド下に経尿道的尿管砕石術(TUL)と尿管ステント留置術を施行した。その後,急性腎盂腎炎を併発し,再度TULと尿管ステント交換術を施行し,無事出産に至った。妊娠中の尿路結石は,診断・治療に際し各種制限が関係する。胎児へのX線被曝などの影響を十分に考慮したうえで,治療上の有益性が上回る方法のみ選択すべきであると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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