文献詳細
増刊号特集 泌尿器科 病棟管理マニュアル
Ⅱ.ベッドサイド検査の実際
文献概要
1 はじめに
泌尿器科医にとって下部尿路疾患の診断のためには膀胱鏡検査は必要不可欠な検査であり,泌尿器科医が初期研修で体得すべき手技の一つである。現在,よく用いられる膀胱鏡は硬性鏡と軟性鏡とに分類できる。どちらを用いるにせよ,内視鏡操作上必要な知識として,まず,用いる内視鏡そのものの特性をよく理解しておくこと,尿路についての生理学的・解剖学的知識や生化学的・薬理学的知識が要求されるもので,生理学的・解剖学的知識が十分でないのに,いたずらに興味のみが先走った内視鏡を行うと手痛い失敗を繰り返すことになる。以下,硬性鏡・軟性鏡につきそれぞれの特性,適応,手技,について順次述べる。
泌尿器科医にとって下部尿路疾患の診断のためには膀胱鏡検査は必要不可欠な検査であり,泌尿器科医が初期研修で体得すべき手技の一つである。現在,よく用いられる膀胱鏡は硬性鏡と軟性鏡とに分類できる。どちらを用いるにせよ,内視鏡操作上必要な知識として,まず,用いる内視鏡そのものの特性をよく理解しておくこと,尿路についての生理学的・解剖学的知識や生化学的・薬理学的知識が要求されるもので,生理学的・解剖学的知識が十分でないのに,いたずらに興味のみが先走った内視鏡を行うと手痛い失敗を繰り返すことになる。以下,硬性鏡・軟性鏡につきそれぞれの特性,適応,手技,について順次述べる。
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