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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻4号

2002年03月発行

文献概要

増刊号特集 泌尿器科 病棟管理マニュアル Ⅲ.ベッドサイド処置の実際

腎穿刺・経皮的腎造影・腎瘻造設術

著者: 秦野直1

所属機関: 1琉球大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.101 - P.107

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1 はじめに
 腎は血流の豊富な組織である。したがって安易な気持ちで腎を穿刺すると時に重大な合併症をきたす。穿刺により得られるメリット(診断・治療効果),穿刺による危険性などを勘案して施行するか否かを決定する。穿刺を安全かつ確実に行うためには,腎および周囲組織の解剖を熟知したうえで注意深い操作が必要である。腎穿刺が侵襲のある手技であることを常に認識しておこくとも大切である。一般の手術書では施行の方法しか記載されていないことが多い。しかし腎穿刺ではしばしば予期せぬ事態が発生する。このようなとき応用がきくように本稿ではできる限り操作の理論的裏づけを記すことにした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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