文献詳細
増刊号特集 泌尿器科 病棟管理マニュアル
Ⅲ.ベッドサイド処置の実際
文献概要
1 はじめに
がんの末期とは生命予後が6か月以内で,積極的ながん治療の行われない時期と考えられている1)。緩和的医療はそのような末期がん患者のためだけではなく,がん病巣に対する治療を受けている患者にとっても必要なものであるが,ターミナルケアには疼痛の管理が特に重要な位置を占めることから,本稿ではWHO方式がん疼痛治療法(WHO1986)2)に沿った鎮痛治療を主題とした。
がんの末期とは生命予後が6か月以内で,積極的ながん治療の行われない時期と考えられている1)。緩和的医療はそのような末期がん患者のためだけではなく,がん病巣に対する治療を受けている患者にとっても必要なものであるが,ターミナルケアには疼痛の管理が特に重要な位置を占めることから,本稿ではWHO方式がん疼痛治療法(WHO1986)2)に沿った鎮痛治療を主題とした。
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