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手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・16
文献概要
stage Ⅱ Aの症例に対しては限局的なRPLND,stage Ⅱ B症例では,患側は腎茎より頭側を含めた広汎な郭清が必要となる。腫瘍径が小さなものでは,射精機能の温存のために腰部内臓神経と下腹神経の温存も考慮しなければならない。アプローチは,一般的には経腹的に行うが,主病変が腎茎より高い位置にある場合は経胸腹的アプローチも有効である。郭清はsplit and rollなどの手法を用い,郭清範囲の血管系を裸にする意識で行う。
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