icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻5号

2002年04月発行

症例

3度の転移巣切除術後7年間再発をみない腎癌

著者: 高田徳容1 東山寛1 松田博幸1 森達也1 南茂正1 里悌子2

所属機関: 1旭川厚生病院泌尿器科 2旭川厚生病院病理検査科

ページ範囲:P.341 - P.343

文献概要

 症例は64歳,女性。微熱を主訴に受診し,腹部CTにて腎腫瘍を認め,根治術を施行した。組織学的診断は腎細胞癌であった。2年後,前頭部の腫瘤を自覚し,これを切除した。組織学的診断は転移性腎細胞癌であった。さらに頭部CTにて骨転移を認め,外科的に切除した。その1年後には耳下腺転移を認め,これも切除術を施行した。最後の転移巣切除後7年を経過した現在,腫瘍の再発・転移の所見は認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら