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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻5号

2002年04月発行

症例

根治的前立腺全摘除術後の尿道カテーテル抜去困難例

著者: 鈴木一実1 西澤秀治1 村石修1 森田辰男1 徳江章彦1

所属機関: 1自治医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.344 - P.347

文献概要

 症例は59歳,男性。前立腺癌臨床病期B1の診断で根治的前立腺摘除術を施行した。3-0吸収糸6針にて膀胱尿道吻合を行い,20F尿道カテーテルの先端を切断し留置した。術後14日目にカテーテルの抜去を試みるも,カテーテル先端が膀胱壁に固定されており抜去不能であった。術後21日目にスタイレットを用いカテーテルを抜去した。カテーテルには損傷や結石の付着はみられず,膀胱鏡では前壁に陥凹した,発赤した粘膜が認められた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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