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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻5号

2002年04月発行

症例

射精後に尿道出血を呈した前立腺ポリープ

著者: 笹尾拓己13 広瀬崇興1 服部淳夫2 伊藤直樹3

所属機関: 1北海道社会保険病院泌尿器科 2北海道社会保険病院病理 3札幌医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.359 - P.361

文献概要

 症例は30歳,男性。7年前より約2年に1度,射精後の血尿を認め,1年前には凝血塊により尿閉となった。2000年11月,再び射精後の尿道出血を認め当科に入院した。尿道膀胱鏡では精阜の右側に多発するポリープを認め,生検および電気凝固を行った。病理組織学的には,HE染色では円柱上皮の乳頭状の隆起,上皮下の腺管構造を認め,円柱上皮はPSA染色で陽性であった。手術後,現在まで射精後の尿道出血を認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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