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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻6号

2002年05月発行

手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・17

陰茎部分切除術・陰茎全摘除術・鼠径リンパ節郭清術

著者: 川原元司1 中川昌之1

所属機関: 1鹿児島大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.393 - P.404

文献概要

 陰茎癌に対する陰茎部分切除術,全摘除術および鼠径リンパ節郭清術のポイントを述べた。切除線を想定して新しい外尿道口の位置を決定し,術後の排尿についても説明と同意を得る。全摘除術は陰茎根部で,部分切除術では病巣から2cm離して切除する。狭窄を避ける目的で,尿道断端は6時方向を縦切開して外翻させ,会陰部あるいは陰茎皮膚と縫合する。リンパ節郭清では皮下脂肪組織を取りすぎて皮弁の血流障害を招かないよう注意する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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