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特集 腹腔鏡下前立腺全摘除術
文献概要
腹腔鏡下根治的前立腺摘除術は局所限局性前立腺癌に対する低侵襲性根治療法のオプションの一つである。手技の習得は難しく,あらかじめ腹腔鏡手技に精通していることが必要である。北里大学病院においても2000年2月以来,本術式を取り入れ実地に用いているが,解剖の理解,手技の理解が進むとともに術式は常時変化し,試行錯誤,改良を繰り返している。現時点では,本術式を通じてのポイントは「疎な結合織剥離層の同定とピーリング手技」であると認識している。
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