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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻7号

2002年06月発行

文献概要

特集 腹腔鏡下前立腺全摘除術

腹腔鏡下前立腺全摘除術—われわれの方法とコツ

著者: 戸澤啓一1 河合憲康1 永田大介1 郡健二郎1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.485 - P.489

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 腹腔鏡下前立腺全摘除術の利点はdorsal venous complex(DVC),前立腺尖部が拡大視野で見られるため,その処理が正確な切断線で行えることである。それに伴い出血量,術後尿失禁は減少する。しかし,狭い骨盤腔内での腹腔鏡下の操作,特に膀胱頸部の切離,膀胱—尿道吻合という難易度の高い技術の習得には時間を要する。また,手術時間が開放手術に比べ長いという欠点も指摘されている。我々の施設では,この欠点を解決すべく無結紮法によるDVCの処理,エンドステッチとラプラタイスーチャークリップ使用による吻合時間の短縮を行っており,本稿では,そのポイントとコツを述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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