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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科56巻9号

2002年08月発行

症例

6年を経過して診断された傍糸球体細胞腫の1例

著者: 前多松喜1 須藤裕一郎2 小松茂3 溝口良順4 新井義文5 筒井祥博5

所属機関: 1豊橋市民病院臨床病理科 2豊橋市民病院内科 3豊橋市民病院泌尿器科 4藤田保健衛生大学病理 5浜松医科大学第2病理

ページ範囲:P.723 - P.726

文献概要

 57歳,女性の右腎に発生した傍糸球体細胞腫の1例を報告する。6年前から経過観察されていた高血圧症の精査を行つた。血中レニン値の上昇があり,CT,MRIで右腎に直径2cmの腫瘍が認められた。レニン産生腫瘍の診断で腎摘出術を施行し,組織学的に傍糸球体細胞腫と診断された。術後,血圧と血中レニン値は正常化した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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