icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻1号

2003年01月発行

症例

最近経験した性器結核の3例

著者: 川島淳1 木村高弘1 吉野恭正1 斑目旬1 池本庸1 大石幸彦1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.55 - P.58

文献概要

 症例は1例が72歳,2例が57歳の男性の3症例である。1例が左有痛性陰囊部腫瘤,2例が左無痛性陰囊部腫瘤を主訴とし,血液検査で,2例でCRPがやや高く,血沈は全例,亢進していた。AFP,HCG-βは正常であった。尿沈渣で1例に白血球多数を認めた。全例,肺結核の既往はない。3例とも精巣上体炎と診断され,1か月の抗生剤投与を受けたが,左陰囊の腫脹はひかず,精巣腫瘍を否定できないため,高位精巣摘除術を施行した。病理学検査で性器結核と診断された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら