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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻1号

2003年01月発行

文献概要

症例

膀胱拡大術を施行したループス膀胱炎

著者: 廣部恵美1 柳瀬雅裕1 石井安彦1 笹尾拓己1 伊藤直樹1 塚本泰司1

所属機関: 1札幌医科大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.67 - P.70

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 症例は28歳女性,全身性エリテマトーデス発症3年後より頻尿,尿意切迫感が出現した。抗コリン剤を投与されたが症状は改善せず,両側水腎症を呈し当科を受診した。著明な膀胱容量の低下と両側Ⅳ度のVURを認め,ステロイドパルス療法・DMSO膀胱内注入療法も効果なく,膀胱拡大術を施行した。内科的治療に抵抗するループス膀胱炎に対しては,膀胱拡大術も治療法の一つであると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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