文献詳細
症例
文献概要
患者は78歳,男性。偶然CTで前立腺癌が疑われ,諸検査で前立腺癌・骨転移と診断した。両側精巣摘除術を施行し,内分泌療法にて外来で経過観察としたが,ホルモン耐性となった。左乳房の腫大に気づき受診し,針生検で腺癌と判明し,左乳房腫瘤摘出術を施行した。乳房腫瘤組織は腺癌で,免疫組織学的染色でPSA(+),エストロゲンレセプター(-),プロゲステロンレセプター(-)であった。前立腺癌の転移性左乳癌と診断した。
掲載誌情報
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