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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻10号

2003年09月発行

原著

酸性尿酸アンモニウム結石の臨床的検討

著者: 田中学1 正路晃一1 井上省吾1 長谷川泰久1 林睦雄1

所属機関: 1たかの橋中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.821 - P.824

文献概要

 1988~2000年に当科で体外衝撃波砕石術を施行した上部尿路結石5,327例のうち,3,894例で結石分析可能で,酸性尿酸アンモニウム(AAU)の頻度は0.6%であった。カルテ検索できたAAU結石20例について,単一組成の6例と混合組成の14例を比較検討した。単一組成群は混合組成群よりも女性に多く,若年で,体格指数は低値であった。X線透過性結石は単一組成群の全例と混合組成群の6例であった。また,混合組成群とは異なる特徴として,単一組成群では血清電解質異常(5例),緩下剤常用(5例),心身症的背景(3例)が目立った。AAU結石は,単一組成群と混合組成群で異なる特徴を認めた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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