文献詳細
綜説
文献概要
医療は国民生活に深く関わるサービスであり,最近,その質の向上のための改革が進められている。医療機関は近代化・効率化および機能分化が求められ,その手段として,IT技術を用いた情報化や,規制緩和に基づく医療提供が行われはじめている。これらの改革に対し,泌尿器科医としても様々な対応を余儀なくされるであろう。EBMの推進,新しい臨床研修の在り方,医療安全対策の確立などのため,今後は,医師も積極的に係わっていく必要があり,泌尿器科医が学会などを通じてもっと強く行政に働きかけることにより,国民に対する医療の質の向上を可能にすることができるはずであると考える。
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