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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻12号

2003年11月発行

文献概要

トピックス 過活動膀胱の最近の話題

過活動膀胱の臨床的側面

著者: 本間之夫1

所属機関: 1日本赤十字社医療センター泌尿器科

ページ範囲:P.955 - P.959

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 過活動膀胱とは,尿意切迫感を必須とし切迫性尿失禁・頻尿を呈する機能性障害である。最近の疫学調査では,過活動膀胱の定義を週1回以上の尿意切迫感と1日8回以上の排尿回数とすると,それは40歳以上の日本人の12.4%(実数で830万人)にあった。症状の評価には,排尿日誌による排尿回数・失禁回数や症状質問票が提案されている。排尿日誌からは,多尿(1日尿量が体重kgあたり40ml以上),夜間多尿(夜間尿量が10ml/kg以上または夜間/一日尿量比が35%以上),低膀胱容量(最大1回排尿量が4ml/kg以下)などが診断できる。QOLの評価には,キング健康調査票が使える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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