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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻13号

2003年12月発行

手術手技 泌尿器科 体腔鏡下手術 11

非触知精巣の診断と治療―体腔鏡下手術の役割

著者: 柿崎秀宏1 柴田隆1 守屋仁彦1 森田研1 原林透1 野々村克也1

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科腎泌尿器科学分野

ページ範囲:P.1045 - P.1053

文献概要

 非触知精巣の部位診断において,腹腔鏡は有用な情報を提供する。精巣欠如の場合には,腹腔鏡による観察のみでよく,それ以上の検索は不要である。また腹腔鏡手術は非触知精巣の治療においてもきわめて有用なオプションであり,腹腔内精巣に対する腹腔鏡下精巣固定術は開放手術よりも長期成績が良好であることが示唆されている。今後,非触知精巣の診断と治療において腹腔鏡手術が標準術式となるかどうかは,cost-effectivenessの観点からも検討される必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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