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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻13号

2003年12月発行

症例

精巣しょう膜由来と考えられた悪性中皮腫

著者: 池上要介1 河合憲康1 日比野充伸1 濱本周造1 益本憲太郎1 郡健二郎1

所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科病態外科学講座

ページ範囲:P.1099 - P.1101

文献概要

 67歳,男性。右陰囊内の無痛性腫大を主訴に某院を受診し,右精巣腫瘍が疑われ当科に紹介された。触診上,右陰囊内に可動性のない手拳大の腫瘤を認めた。精巣腫瘍マーカーはすべて基準値内。右陰囊内腫瘍の診断で,腫瘍摘除術を施行した。腫瘍は陰囊皮膚と癒着しており,陰囊皮膚と一塊にして摘除した。病理組織所見は悪性中皮腫であった。現在外来経過観察中であるが,明らかな再発,遠隔転移の所見は認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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