臨床泌尿器科57巻2号

2003年02月発行

手術手技 泌尿器科 体腔鏡下手術　2

体腔鏡下手術のための新しい機器

著者： 座光寺秀典¹ 荒木勇雄¹ 土田孝之¹ 武田正之¹

所属機関： ¹山梨大学医学部泌尿器科

ページ範囲：P.119 - P.125

文献概要

体腔鏡下手術における器具の進歩はここ数年著しい。これらは手術の安全性と確実性の向上，また手術適応の拡大にも貢献している。体腔鏡下用器具には，1）気腹に関するもの，2）光学系に関するもの，3）手術操作に関するもの，に大別される。それぞれ発達改良が繰り返され，よりよい機器が登場しているが，使用目的と方法，合併症と対策について熟知していないとその特性を生かせないだけでなく危険を伴う場合もある。器具の使用にあたっては十分な理解が必要である。