文献詳細
症例
文献概要
症例は62歳,男性。右側腹部痛を訴え近医を受診し右尿管結石と膀胱腫瘍を指摘され当科に紹介された。膀胱右側に45mm大の隆起性病変を認め,膀胱鏡で粘膜下腫瘍を認めた。経尿道的に生検を行い平滑筋腫と診断された。腫瘍径から腫瘍核出術を考慮したが,患者の希望により,後日,経尿道的に可及的に切除した。視野制限によりすべて切除することは不可能であった。本邦において経尿道的切除術にて完全に切除された症例は13例で,平均最大径は17.8mmであった。
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